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コロンビア大学の研究でVR酔いが防止可能な方法が判明

ニュース

2016/07/05 07:00 更新

今年はいよいよ一般消費者向けにPlayStation VRなどの製品版VRHMDが発売され、一気に期待が高まっているVR。しかしながら、盛り上がるVR市場の中で取り残されている課題の一つに「VR酔い」があります。このVR酔い、VRコンテンツの開発者と利用者の双方を悩ませる非常に根深い問題になっています。

VR酔い

http://uploadvr.com/

ゲームへの没入感が高いVRゲームでは人によっては酔いが顕著になってしまうという報告があります。筆者自身もVRゲームを体験中に強烈な酔いに襲われた経験があります。

今回コロンビア大学の研究者達が試したのは、視野制限システム「FOV」です。

FOVとは?

FOVは、視野の広さを制限するシステムです。例えば、ユーザーが前に歩き出すと視野が狭まり、足を止めると視野が広がります。また視点の回転や、急激な上下でも視野は狭くなります。

実験は2日間にわたって行われました。30人のボランティアを15人ずつの2グループに分け、FOVの制限をかけたものと、そうでないものをそれぞれのグループに体験してもらい、2日目は逆のものを体験してもらいました。

すると、テストに参加した24人の被験者はFOV(視野制限)があったほうが長時間ゲームを楽しめ、さらに、快適に感じたと報告しています。

極めて興味深いことに、テストに参加した多くの被験者はFOVに気づかなかったというのです。これは、視野制限をゲームに加えてもゲーム体験そのものが損なわれない可能性を示しています。

VR酔いには視野制限が用いられるように?

ちなみに、このような視野制限は最近注目されだしたというわけではありません。2014年に米軍がVR分野における視野制限に関する特許を取得しています。さらに、Ubisoftが現在開発中のフライトシミュレーター「Eagle Flight」にも同様のシステムが取り入れられています。

このような視野制限は人間の眼と脳の仕組みに一致しているのかもしれません。

例えば車を運転する時、一般道を運転しているときは比較的広い視野を確保できますが、スピードが高まる高速道路を運転するとその視野は大きく狭まります。これは、高速に変化する景色を脳がうまく処理するための現象だと言われています。

この視野制限によってVR酔いが解消されれば、ますます快適なVR体験を提供出来るようになることが期待されます。VRが抱える問題もこのように一つ一つ解決されていくことを望みましょう。

それでは、また!

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